99年9月11日(土) 落語チック人生
9月10日に北松戸のサニープレイスというライブハウスで
JAZZ&落語ライブなるものが催された。

去年の秋くらいから季節ごとに続けられてきたのだが
今回の企画はスペシャルバージョンで
あのミッキーカーチスさんがゲスト。

毎回、三遊亭楽師匠がジャズバンドの方と
楽しい会を開いてくださってるが、更に今回は
異常なほどの盛り上がりを見せた。

なんせ、ミッキーカーチスさんといえば
ある年代以上のおねえさまがたで、知らない人はいないはずの人物。
ロカビリー時代、女性の人気を総ざらいした方だから。
最近では、ドラマなどでもよくお見受けするし、
ついこの間も「二人のビッグショー」にもお出になっているので。
歌手として、俳優としてバリバリの現役でもある。

でも、ミッキーさんが落語家さんでもあることを知ってる人は
あまり多くはないのでは?
実は、あの立川談志師匠のお弟子さんで
れっきとした真打の師匠なのだ。

学生の頃から寄席とJAZZ喫茶に通い詰め
歌手として名が売れていなかったらもっと早くから
噺家になっていたとご本人もおっしゃっているほどの落語好き。

で、このたびの落語会のお話だが、
楽春師匠がミッキー師匠と交流がおありになる所から
実現の運びとなった。

そして、そして、幸いにもこの金魚、
楽春師匠とミッキー師匠の前座というチャンスをいただけたのだ。
(ひとえに、楽春師匠のおかげです!>> 師匠!)

楽春師匠に仕込んで頂いた新ネタ「真田小僧」は
前座バージョンとして、とても覚えやすい語りに直していただき
(本当はもっと長い奥深い話らしいんですけどね)
おかげさまで、お客様に受けてもらえ。。。(^^)V
金魚としては、まずますというところ。

しかし、本番前の楽屋稽古には焦ってしまった。
楽春師匠ったら、ミッキー師匠のいらっしゃる前で
「じゃあ、やってごらん」なんて・・・・
本番よりも緊張してしまったではないか・・・!
ミッキー師匠、「うん、下手な前座よりよっぽどいい」なんて。。。
(これ、ほめことばだよね?)

そんな緊張の場面も経験しつつ
ほんとうに今回の落語会は、金魚の勉強になる意義ある落語会だった。

もちろん、楽春師匠の落語は
とってもクリアで、めりはりがあって、キャラクターもおもしろくて
金魚大ファンで、毎回勉強になることばかり。
その上、今回は、ミッキー師匠の
生落語を聞かせて頂けたのだから、超ラッキー。

ミッキー師匠の落語は、師匠が生きていらした
いきざまそのままがにじみ出ているような
とても自然体で楽しい、そして柔軟性があってあったかい
なんともミッキーさんならではの味がある古典落語だった。
(それにしても、古典落語に隣りの外人だとか、
英語をしゃべるくまさんとか、ロカビリーを唄う長屋の
住人とかが登場してくるなんて・・・すばらしいアレンジ・・・)

落語って語るのはまだまだ金魚には
難しいけれど、あんなふうに自分の人生をからめつつ
自分も楽しみながら、お客様にも喜んで頂ける世界を
作れたら、きっと何倍も楽しいだろう。

何も落語の世界は、
別の次元にあるんじゃなくて
自分が生きてる世界、それを取り巻いてる世界そのままが、
実は、はっつあん、くまさんの世界なんだと思う。
いかに、おもしろおかしく自分や周囲の人間たちを
見つめて表現できるか否か・・・なんだろね。