マロニエの木の下を
かさかさと音を立てながら
マロニエの並木道を歩く
「秋だね」
「秋ね」
あなたと初めて出会ったのも
こんなやさしい木漏れ陽の中
いくつもの
季節が通り過ぎ
いく色にも
塗り替えられた木の葉たち
最後の力尽きて
はらはらと舞い
そして静かに
眠りに就く
「たくさんの想い出たちが
この中に宿っているのね」
そういいつつ
マロニエの落ち葉の上を
踏みしめて歩く
いま
二人
ゆるりと
手をつなぎながら