青菜

夏になると聞きたくなってくるお噺。
植木屋さんのおかみさんもなんだかんだいいつつ、押入れで
待機して、汗びっしょりになって出てくるところが
まさに内助の功?・・・・ほほえましくもあり。


 お屋敷に出入りしている植木屋さん。
「ごせいがでますね」とばかりに旦那が、柳陰と言うなおし
鯉のあらいをご馳走してくれます。
 何でも「うまいうまい」と言う植木屋さんに気を良くしたのか、
旦那は「菜をお上がりか?」と訪ねたところ 「好きです」というので、
菜を出すように申し付けられた奥さん。
「鞍馬より牛若丸がいでまして、その名を九郎判官」を受けて、旦那が
「それじゃ、義経にしておけ」と答えます。
 植木屋さんはその意味が理解できずにいると、
旦那は菜は食べてしまったので「その菜を食らう判官」
よしとけと言うのを「義経にしておけ」と言ったのだと教えます。
 そんなことばのやりとりに、すっかり感心した植木屋さんは
自分の女房がそんな洒落たことが言えるか試したくなります。
 大工の熊さん相手にさっそくおぼえたての言葉を並べつつ・・・