<金明竹>

金魚の好きな与太郎噺の一つです。
「寿限無」とならんで、前座落語によく使われるネタです。

道具屋に預けられたおなじみ、与太郎。
主人に言い付けられる仕事を、ことごとく取り違え、
あきれた主人は、「おまえは、店番でもしてなさい」と
いい渡します。
やれやれと、店番に徹する与太郎ですが、
今度は、お客様が来るたびに
とんちんかんな応対をしてしまいます。
たとえば、見知らぬ人に、傘を貸して欲しいといわれると、
主人が大事にしている蛇の目を貸してしまうし、
猫を借りに来たお向かいの旦那には、
「猫は焚き付けに使いますから」と、断ってしまうし、
旦那に用があるからといってきた、讃岐屋の使用人には、
「旦那は盛りがついて家により付きません」と、
なんとも、ずれた応対をしてしまうのです。
主人が、讃岐屋へわびを入れにいってる間に
またしても、客人がやってきて、
与太郎に、主人への伝言を言い渡すのですが、
これがなんとも、早口の関西弁をまくしたてるので、
何度聞いても解かりません。
しかたないので、奥にいるおかみさんを呼び、
伝言をきいてもらうのですが、
おかみさんにもさっぱり訳が分からず、
「もういちど、もういちど・・・」
を繰り替えすううちに、使いのものは怒って
そそくさと帰ってしまいます。
さあ、そこへ主人が帰ってきて、
「どこのどなたがどういうご用件で見えたのかい?」
と、問われ、苦肉の策に出てきた言葉は ・・・
果たして、饒舌な関西弁は、どういう風に伝わるのでしょう?