<長屋の花見>

お花見の季節になると、やはり無性に聞きたくなってくる噺。
なんとも長屋の連中のおおらかなことよ。金魚も、できることなら
仲間に加わりたい〜〜!!

大家さんに呼び出しをかけられた長屋の連中、
滞納してる店賃の催促かと、恐る恐る御伺いに行ってみれば
なんと、花見をしようというお誘い。
身銭切らずにたっぷり酒が飲めるのかと、ぬか喜びもつかの間。
持参するのは、お酒ならぬ、番茶を煮出した「お茶け」
かまぼこならぬ月形に切った「大根」、卵焼きは「沢庵」。
おまけに毛氈は、むしろで代用と、全部「もどき品」に
長屋の連中、すっかりその気をなくしてしまうのですが、
大家さんには、アタマがあがらないゆえ、しぶしぶ重い腰をあげ、
奇妙な花見が始まります。
繰り広げられる滑稽な会話の数々。