'99 11/19 VOL.17

*きみなき世界*

'97年リリースのアルバム「スユアの波」に収録されている曲です。

別れてからはじめての冬というのは、誰しもこたえますよね。
ただでさえぬくもりが消えてしまったとこへ、
これでもかと容赦なく寒さはやってきますから。
そんなせつない、やるせない冬を迎えてしまった主人公。
これから途方もない日々を回想と後悔とで
過ごすわけです。
(ユーミンにしては、ちょっと後ろ向きな詩ですが)

すっかり慣れきってしまった二人の間柄。
けんかをしても修正はきくと思い
互いに自己をぶつけ合い、過ごしてきたけれど
傷つけ合ううちに、その傷は思いのほか深くなっていて
気がついたら、もう戻れないほどの痛手を負ってしまっていた。
それはどちらが悪いというのでもなく
あるいはどちらも悪いのかもしれない。
けれど、お互いがそのことを認め合うには
ぼろぼろになりすぎて、精神的な余裕を失ってしまった・・・

なんてこと、
アナタも経験ありますか?

渦中、あるいはもうエンディング状態になっている
ふたりに「冷静に」とか「もっと自分を見つめて」とかっていうのは
無理な注文なんでしょうね。

別れて時を経る事によって初めて、
自分を、そしてふたりを客観的に捉える事ができることって
往々にしてあるんですよね。
でも、その時にはすべてが終わってしまっていて、
せっかく優しい気持ちになれても
二人の間にはとてつもない溝ができ、あの日には戻れない・・・

悲しいけれど
人間失敗しないと学習できない生き物みたいです。

かく言う私も、この手の経験ありますよぉ。
(うう・・・思い出すと胸がいたむ)

「きみなしでは生きていけない」と、
どうしてあの時素直に言えなかったんでしょうね。。。。(^^;)