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| ペンキや | |||||||||||||||||||||||
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塗装店でペンキや見習いとして働く、しんや。 ペンキ塗りは見た目よりずっと難しい仕事でした。 お客の注文どおりの色を出すのにとても苦労します。 ブルーグレイといわれても、「緑が入っている」とか「赤っぽい」とか「もっと寒々とした透き通った色に」とか、なかなか気に入ってもらえません。 しんやのお父さんもペンキ塗りでしたが、しんやを見ることもなく、フランスでなくなったそうです。 お墓には『不世出のペンキやここにねむる』と書いてあるそうです。 しんやも決心してフランスに行ってみることにしました。 船で働きながら、空の色や海の色が変化していくのを見るのが楽しみでした。 ある霧の立ちこめた日、しんやの前に一人の女の人が現れます。 「いつかこの船を、ユトリロの白で塗ってほしい」とたのむのです。 ユトリロの白ってどんな色なのでしょうか? しんやの生涯の物語が語られていき、最後にその色の秘密が明らかにされます。 ヨーロッパの香りと色彩が感じられる、味わい深い作品です。 |
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